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七宝焼

昭和42年8月21日生

松江市東本町4-96
tel:0852-25-1067

"省胎七宝"で淡い色彩を、根気と技術で実を結ぶ !
 
七宝焼きの美しさに魅かれ、平成7年に東京で七宝焼教室に参加。これに物足りなさを感じていたころ、教室からの紹介で本格的な七宝焼の修行に入った。
翌八年には、七宝焼作家として活動を始めると同時に、松江市美術展で市長賞を受賞。以降も県展や日本伝統工芸展などで次々と受賞が続いた。
得意とするのは"省胎七宝"と呼ばれる、ガラス陶芸を思わせる淡い色彩が特徴の作品。初めて"省胎七宝"に触れたとき、「この世にこんな奇麗なものがあるの?」と全身を雷に打たれたような感動を覚えたという。
この技法は製作工程で亀裂が入りやすく、他の七宝焼と比べ慎重さと高度な技術が要求される。つまり透明、または半透明の柚(有)薬を塗っていく段階では、完成時の色が予測できない。だから頭の中でイメージと実際とを見比べながら柚薬を塗り重ねるという、根気のいる作業が続く。
普段の生活の中でもいつもそばに製作ノートを置き、思い付いたデザインをすぐに書き記す。こうしてあたためたものを形にしていく。"省胎七宝"は、出来上がりまで約半年間かかる。だが松本さんは、「時間がかかるほど自分らしい作品に近づいていく」と、創作意欲を絶やさない。