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太鼓

昭和33年3月31日生

鹿足郡六日市町六日市459-1
tel:0856-77-1808

日本人の心引き継ぎ太鼓と格闘、歴史の雄大さ垣間見ることも!
 
サラリーマン生活を送っていた昭和61年、職場の会話の中で上司と和太鼓の話題で盛り上がり「和太鼓を作ってみたい」と思ったのがきっかけ。その後、上司から太鼓師・初代一心斎晋典が紹介された記事を見せてもらい、すぐに電話をかけて入門。外弟子として6年間の修行の末に二代目を襲名した。「日本人の血がそうさせたのかな。とにかく自分で和太鼓を作ってみたかった」と笑いながら振り返る。会社勤めから、全く違う世界へチャレンジだった。
和太鼓づくりは、原木の買い付けから乾燥、胴づくり、皮張りまで全て一人で行う。納得できる作品が出来るまでには、何昼夜にも及ぶこともある。湿度や乾燥といった微妙な環境の変化を読み取りながら行う細かな作業だ。
製作の他に、メンテナンスも請け負う。宮島の厳島神社の太鼓の修繕をしたときには、張り替えの際に内側に書かれた記録から「文明十年」(西暦1478年)の文字を発見。このときは、雄大な歴史の流れを見たそうだ。こんな貴重な経験が出来るのもこの道を選んだこそ。
「一生にひとつ、自分自身が満足の出来る太鼓をつくってみたい」と少年のように目を輝かせる。店の片隅には、これから修理を待つ太鼓たちが、心待ちにしているかのように順番に並んでいる。