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| 和染色工 |
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| 大正9年10月3日生 |
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| 能義郡広瀬町広瀬968 |
| tel:0854-32-3384 |
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| 使うほどに魅力増す広瀬絣、自らの勘を頼りに藍と格闘! |
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広瀬町で唯一の紺屋(高野)「天野屋」の三代目天野圭さんは、伝統工芸品の広瀬絣を作っている。"広瀬の大柄、備前の中柄、久留米の小柄"といわれるように、広瀬絣は大柄な絵紋様に特徴がある。
複雑で精密な絵紋様を正藍一色に濃淡で表現し、図柄がくっきりと浮かび上がるように織り上げていく。着物や布団地、のれん、テーブルセンター、各種小物入れ等の製品があり、使うほど、洗えば洗うほどに風合いを増す。
先代である父親の死後この道へ。当時、町内にはいくつかの紺屋があったものの、老舗ののれんを守るため。ほとんど独学で技術をマスターした。当時は、思ったような色が出来ず、せっかく作った藍を全て処分したりと毎日失敗を繰り返しながらも、他に教えを乞うことはしなかったという。
工房には、巨大な陶製の藍がめがずらりと並ぶ。濃い藍色を出すには、20回以上藍液に浸けて絞る作業を繰り返す。
何よりも熟練の技を要するのが「藍を見ること」。藍の発酵の度合いは、目と舌と鼻を使って見極める。「藍は生きている」40年ほど前に、計測器具を試したこともあったが、当てにはならなかったという。長年の感覚を基に、自らが味わい、匂うようにしなければ、納得のいく染物に仕上がらない。
伝統の技を活かしながらも、試行錯誤は忘れない。天野さんは「いつになったら迷人から名人になるだろうかな」と笑う。 |
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