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和生菓子製造工

昭和10年6月17日生

松江市東忌部町83-133
tel:0852-33-2133

茶処松江の文化に貢献、21世紀の菓子作りをめざす!
 
松江市は、お茶を愛した不味公のおひざもと。今も独特の菓子文化が残っている。「松江の地で菓子職人の道を歩めたことは本当にすばらしいこと」と、伊丹さんはこれまでの道のりを振り返る。
中学校卒業後、夜学に通いながら市内の菓子店に就職。終戦後でもあり、「お菓子が食べたかったのがこの道を選んだ本当の理由」と笑う。
厳しい上下関係の中での修行ではあったが、苦労と思わなかったという。「逃げようと思ったことは一度もない。それを乗り越えなくては本当の技術は身に付かない」という確固とした信念があったからだ。
松江の菓子は、基本的に抹茶にあうことを目指して作られているため、一般的な菓子よりも若干甘めに作られている。そこで「和菓子づくりの良いヒントになれば」と12年間、洋菓子づくりにも取り組んだ。いまでは、洋菓子もメイン商品の一つだ。
「苦しいことよりも、楽しいことがはるかに多かった」という道のり。平成元年に松江市で開かれた「全国菓子博覧会」では、中心スタッフとして活躍。「一番いい時に松江の職人たちと一体になって、お菓子のアピールが出来たことが最高の思いでです」と成功に満足している。
10年前からは、"21世紀の菓子作り"の研究を重ねている。菓子は平安時代に"果子"と書かれ、これは果物を中間食としていたことに由来する。その原点に戻り、果物を材料とした菓子を目指そうと、既に果物をふんだんに使った「柚子衣」「彩紋」などを商品化。お客さんの評価も上々だ。