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| 石工 |
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| 大正12年2月1日生 |
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| 八束郡宍道町西来待1102 |
| tel:0852-66-0005 |
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| 来待石灯ろうの先駆者、ノミと金槌で石に命を! |
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藤原さんは、宍道町来待地域を中心に産出される"来待石"を使い、石灯ろうを作り続けてきた。家業の採石を手伝うことで、幼いころから来待石と親しんできた。
太平洋戦争終結頃までは、石灯ろうは松江の職人の手で作られていた。採石は来待、加工は松江という江戸時代以来の慣習のためだ。
戦後の産業振興から「来待でも加工を」との気運が高まる中、"昭和の名工"とうたわれる松江の石工職人・新出九一郎(にいでくにいちろう)氏に師事した。ここから藤原さんの石灯ろうづくりの歴史は始まった。
全国的に見れば、石灯ろうの材料の主流はみかげ石。堅くて強く、磨くと光沢が出るとが特徴だ。しかし来待石は、コケが生えやすく庭の中に溶け込みやすいことが魅力となって、石灯ろうだけではなく庭園の"石の美術品"としても人気が高い。その軟らかな石質も、細やかな彫刻を施すのに適している。
製作には、材料だけではなく工具も大切な要素の一つだ。昔から来待石地区には、石屋用の鍛冶屋がない。だから来待の石職人は、工具を自分自身で打って作る。藤原さんも例外ではなく、作業前の工具の手入れは欠かせない。
昭和30年には、来待石の性質に精進した新出氏との協同デザインで「道風型」石灯ろうを世に出した。伝統的な「春日型」「金山型」と並び、いまや「石灯ろう」の人気商品のひとつだ。
来待石と共に歩んで62年。平成6年にはその功績に対し勲6等瑞宝章が授与された。石工への情熱はまだまだ尽きない。ノミと金槌を巧みに操り、来待石に新たな生命を吹き込む。 |
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