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新茶がおいしいワケ
夏も近づく八十八夜 あれにみえるは茶摘みじやないか 茜だすきに菅の笠
これは茶摘みの様子を歌ったものですが,今ではほとんどが機械摘みに変わっています。ただし,変わらないのは茶を摘む時期です。日本は南北に長いので場所によって異なりますが,五月の八十八夜の頃に摘むのは同じで,この頃に摘まれた茶は春の息吹を含んだもっとも香味豊かな茶とされ,新茶として人気を集めています。
八十八夜の頃の茶がおいしいわけは,一芯二葉といって2枚の若葉のついた新芽の先端だけを摘んでつくられるからです。この頃摘まれた茶の薬はその新鮮な柔らかさといい,最上級の茶を生み出します。ただ,気温も上がり成長も進むと,一芯三葉といってもう少し成育した薬もいっしょに摘むようになります。
茶は生命力の強い木で,だからそれから採れる葉も人間の体に良いと言われるのですが,葉を一度摘んでもまた新たに新芽が伸びてきます。そのため年に2〜4回の収穫が可能です。八十八夜の頃に摘まれる一番茶から始まって,二番茶,三番茶,四番茶と続きます。ただし,葉は気温が上がり日射しが強くなる気候になると硬くなってきます。そのためあとで摘まれる茶ほど品質が低下するのは否めません。また番茶と呼ばれる茶は,普通各番茶の間でとれたものをさします。
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