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湯の川温泉.太古の悲恋を秘めた美人湯伝説
 出雲空港から車で5分、三方を山で囲まれた閑静な地に湧くひなびた温泉、湯の川温泉は和歌山県龍神温泉、郡馬県川中温泉と並んで日本三美人の湯として女性に人気の温泉です。
 神代の昔、出雲からやってきた大国主命と恋に落ちた稲羽の国(鳥取県)の八上姫は、命にスセリヒメというおきさきがあることを知らず、出雲の国に帰られた命を慕ってはるばる旅に出られました。かよわい足取りで厳しい旅を続けられ、出雲の入り海(宍道湖)を船で進まれた八上姫は、南の山の谷あいに湯気が立ち上っているのをご覧になりました。湯の泉があるに違いないと近づいてみると、そこには岩の間からこんこんと湯が湧き出ているのです。旅の疲れをその温泉でいやされた八上姫は心身共にお元気になられ、いっそう美しい美人神になられたと伝えられます。
 冒頭の歌は、スセリヒメに追われ稲羽の国にお帰りになるとき、ふたたび湯の川温泉に立ち寄られた八上姫のお歌です。
因幡の白兎
岩しずくの湯
 「美人の湯」の条件は、低アルカリ性でナトリウムイオン、カルシウムイオンを含むこと…。
 久保田一雄・群馬大学草津分院長(温泉医学)のグループは、「日本三美人の湯」と呼ばれる川中温泉(群馬県)、竜神温泉(和歌山県)、湯の川温泉(島根県)の成分を検討、さらに人工皮脂を温泉につける実験からこんな事実を突き止めた。湯の川温泉は低張性弱アルカリ性高温泉で無色透明、無臭。入ると肌にぬめり気を感じ、しっとりとつるつるする。効能は神経痛、筋肉痛、リウマチ、切り傷など。
 
「松園」は、神代から湧き出る薬効あるこの温泉を、加温も加水もせず、非循環でかけ流しにしています。
湯の川温泉「松園」島根県簸川郡斐川町学頭
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