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白鷺が脚の傷をいやしたのが温泉の起こり
  

鷺の湯温泉
所在地 島根県安来市古川町
交 通 JR山陰本線安来駅から広瀬行イエローバス20分「鷺の湯温泉下車」
車 山陰道安来ICから10分
由来 神亀年間(724〜729年)に湧き出した湯で白鷺が脚の傷をいやしたのが温泉の起こりとされる。戦国時代、尼子氏全盛のころには御殿湯として栄えたが、その後、飯梨川の洪水によって泉脈を失った。再発見されたのは明治末期。湯量は豊富で、無色透明のさらっとした肌ざわりの湯。国民保養温泉地に指定されている。
泉質 含放射能ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩
泉温 52℃
効能(適応症)/神経痛、筋肉痛、切り傷、火傷、慢性皮、膚炎など
共同浴場 1軒(どじょうすくいの湯)
おみやげ ヤスキハガネ製品、安来織、錦山焼など
照会先 安来市商工観光課
    TEL 0854-22-3688
    FAX  0854-23-2520
観光スポット/足立美術館、清水寺、和銅博物館など
料理/ボタン鍋、安来節にちなんだドジョウ汁が名物。
清水寺
587年に開かれたといわれる天台宗の古刹で、往時は伽藍48坊をもつ山陰一の大霊場として知られていました。尼子・毛利の戦火にあい根本堂(重文指定)が残されるだけとなったものの、その後、毛利氏・松平氏によって諸堂が復興されています。なかでも三重の塔は山陰唯一の木造の多重塔で、木々の聞から仰ぎ見るその優美な姿は格別。宝蔵には十一面観音立像(高さ1.7メートル)など重要文化財や貴重な美術品が数多く保存されています。
清水公園
清水寺を中心とする清水公園(約17ヘクタール)は広大な県立自然公園で、桜やツツジ、紅葉、千年杉など美しい自然に恵まれ、季節ごとに変化する色彩には独特の趣があります。公園内にある旅館で味わえる、山菜などを利用した伝統の精進料理も好評です。また、伯太川、飯梨川の清流に恵まれ古くから栄えてきた安来には古代の遺跡も多く、仲仙寺古墳群(国指定史跡)、毘売塚古墳をはじめ造山古墳群、岩舟古墳(国指定史跡)などがあります。
古代出雲王陵の丘
市内荒島町の造山古墳群の周辺を教育・レクリエーション施設として活用するとともに、市民の憩いの場として整備。古墳群を周遊する散策路や展望台、レクリエーション広場があります。
日本一の横山大観コレクション「足立美術館」
安来駅から南西に串で約20分、鷺の揚温泉の一角にある足立美術館は、西日本唯一の近代日本画および美術の常設館です。横山大観をはじめ竹内栖鳳、川合玉堂、榊原紫峰、上村松園など近代日本画壇の巨匠の作品約1300点が収蔵されており、3か月に1度、年4回の特別展として一般公開されています。昭和59年に増築された横山大観特別展示館には、常時20点前後の大観作品が展示されていて、日本一の大観コレクションを満喫できます。また昭和63年4月にオープンした陶芸館には河井寛次郎、北大路魯山人の作品が展示されています。そして「庭園もまた一幅の名画である」という創設者の言葉どおりに京羅本山を借景とした1万3千坪の日本庭園が調和し、四季折々の雄大な庭園美が楽しめます。中国地方はもとより近畿、関東から訪れる人も多く、その数は年間40万人を超えるほど。
和鋼博物館
古代の"たたら吹ぎ"製法から今日の近代製鋼に至るまでの製鉄の変遷の様子がタタラ高殿模型、天秤フィゴをはじめとする数多くの資料によって展示されているのが和銅記念館。特殊鋼の生産の原形である"たたら製鉄"の関係用具250点(重要民俗資料)のほか、日本でも有数の日本刀剣記録をはじめ貴重な文献・資料が多数公開されています。古来の製鉄技法が絶えるのとその資料の散逸を惜しんで昭和18年に設立されたもので、いかにも"ハガネのまち"にふさわしい歴史科学博物館です。
伝統をいまに伝える山陰名物、月の輪まつり
毎年8月14日から17日までの4日間、この地方に古くから伝わる「月の輪まつり」が市をあげて行われ、安来の夏を彩ります。いまを去ること1000有余年の昔、大ワニのために娘の命を奪われたのは安来郷長語臣猪麿。その悲しみと怒りのあまり猪麿は、この大ワニを捕らえて恨みの鉾を突き刺しました。人々は姫の霊を慰めるため、大ワニを射止めた鉾の形の月の輪形のあんどんを作り、畳も夜も踊り続けたといいいますこの故事による風習が今日まで伝えられているのが「月の輪神事」で、山車を先頭に笛や太鼓で練り歩きます。
安来節全国優勝大会
数多くの協賛行事が催されるなかで、特に安来節保存会による安来節全国優勝大会(8月15日〜17日)は観光客の間で大好評。選抜された会員が階級別にその技量を競う民謡の祭典に、県内外から多数のフアンが集まります。
満開の桜の下、社日桜の安来公園で
数百本の桜の大樹があり山陰でも有数の桜の名所として知られる安来公園(社日公園)は、桜のシーズンはもとよりツツジ、紅葉と季節ごとに美しい彩りがあります。毎年4月上旬、「桜まつり」のころになると、数百のボンポリに映し出される夜桜。「安来千軒名の出たところ 社日桜に十神山」と安来節の名調子にも唄われていることから、園内には安来節発祥の地をしるす記念塔やお糸顕彰碑があり、満開の桜の下、安来節競演大会が盛大に行われ、安来節名人お糸にちなんだ「お糸まつり」も開催されます。
安来節
独特の節回しとユーモラスな踊りで全国に知られる安来節は、日本を代表する民謡のひとつです。波静かな中海のほとり、風光明媚で素朴な人情味あふれるこの地方独特の風土の中から生まれ育ったもので、その起源は江戸時代中期と伝えられています。全国的に広く知られるようになったのは明治末期から昭和初期にかけて。初代家元で名誉市民となっている故渡部お糸を中心にした一行が全国を巡業してその名を高め、安来節の第1期黄金時代が築かれました。今日では3代目渡部お糸が正調安来節の保存、普及に努めています。また、安来節を正しく伝えるとともにより一層の普及を図るために、明治44年に安来節保存会が結成され、昨年80周年を迎えました。会員は全国で約7千人にも及び、その活動も全国優勝大会、春の競演大会、資格審査会など活発です。
歴史と伝統に育まれた民芸品、ヤスキハガネ
安来市は重厚な造形美と大胆な粕彩で知られる陶芸作家河井寛次郎、新しい木彫のスタイルを打ち出して彫刻界をリードした米原雲海など偉大な先人を輩出した地。こうした誇り高い文化・芸術を愛する精神は今日にも受け継がれ、錦山窯、安来織、出雲織、紙塑人形、安来節人形、民芸木工家具、蒔絵などさまざまな民芸品が作られています。
安政元年(1854年)に創設された錦山窯では花器、装飾用陶器、食器類など民芸陶器を製作。錦山窯の名は中海の別名といわれる"錦海""錦ケ浦"にちなんで名づけられたといわれています。同様に民芸品として珍重されているのが安来織。のれん、テーブルセンター、座布団地など、その風格と色彩が広く愛されています。
また玉鋼を生んだ"たたら製鉄"の流れをくむ日立金属安来工場では、高速度鋼、ダイス鋼、特殊工具鋼、刃物鋼などの高級特殊鋼を製造し、世界のブランド「YSSヤスキハガネ」として国内外の需要に広く応えています。こうした重軽金属工業部門では、安来市は県下でも最高の製造品出荷額をあげ、高品質の製品は国内はもとより海外でも高く評価されています。

鷺の湯温泉
夢ランドしらさぎ
古代出雲王の陵の丘
和鋼博物館
安来節全国大会
安来公園、お糸まつり
足立美術館、横山大観「紅葉」
 
神亀年間(724〜729年)に湧き出した湯で白鷺が脚の傷をいやしたのが温泉の起こりとされる。