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安来節の歌い方
 安来節には素歌と字余りがあり歌詞により歌い方が異なるが、素歌は七、七、七、五調の三節から出来ており、それぞれの節廻しで歌わなければならない。
 まず、安来節を習得するには歌の節を知り、そして間合い(間拍子テンポ)を覚え、順次に安来節の本質を生かした歌い方を究めることが大切です。
 次に安来節の代表的歌詞である「安来千軒名の出たところ社日桜に十神山」によって歌い方を簡単に説明します。
第一節
 
やすウぎー せんー げエーエ んー
 "やすウぎ"は高く強く歌い、終わりの"げん"は安来節の特長の最も現れるところであるので、"げ"より少し揚げて声を回しながら艶麗に落とすことが大切である。
 歌い出しにより"やすウぎ"で切る場合と一息に歌う場合とがある。
第二節
 
名のでエーたーア とーオゝゝゝゝゝこオゝゝゝろー
 二節目の歌い出しは、非常にテンポの合いにくいところであるので注意すること。後は間合いの取り易い節であるから優美に、"ところ"は節をころばす如く軽妙に歌う。
第三節
 
社日イざくらアにーイゝゝゝゝゝとかアみイやアゝゝマー
 この節はテンポ(間合い)が最も難しい節である。また初めの方はもとの一節にもどりやすいので注意すること。最後の"やま"は二節のところと同節である。
 以上のように三節で歌うのが基本で、それぞれの声量、高低に合わせて歌詞の表現において、何節かに切って歌う事もよい。三味線に合わせる時には、大体歌い出しの場所は決まっているが、これは安来節を歌い易くするためで、どの部分から歌い出しても合うのが一つの特長であるる。
 安来節を早く上手になるにはまず歌いはじめること、そして機会を得て上手な人の歌を聞くことが大切で、それにより節回し、間合いが段々と身についてくるものです。
下の歌の高低を表した図で歌い始めて下さい。