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  三徳山「国宝・投入堂」は標高470mの断崖に造られていて、浮かぶとも建つとも形容しがたい神秘的な佇まいで、見るものを魅了している。建立は平安後期1078年から1100年頃とされ、現存する神社形式の日本最古の建築  
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三朝温泉
三朝温泉の泉質
含放射線能弱食塩泉、同含重曹食塩泉、同単純泉に分類されます。ラジウムが分解されて生じたラドンの含有量が世界有数の温泉です。リウマチ性疾患、痛風、高血圧症、動脈硬化症、糖尿病、消化器系疾患、胆肝道疾患、喘息などにすぐれた効能があります。
三朝温泉の由来
およそ800年以上も前のこと。平安時代の長寛二(264)年、源義朝の家来である大久保左馬之祐というお侍さんが、主家の再興を祈願するために三徳山へと参った道中での出来事です。年老いた白い狼に出会い、一度は弓で射ようとしますが、思いとどまり見逃してあげることに。その夜、左馬之祐の夢に妙見大菩薩が現われて、白狼を助けたお礼に温泉の場所を教えてくれたのです。以後、救いのお湯として、村人たちの病を治したと伝わります。楠の古木の根元から湧くこの源泉は、今も現役。株湯と呼ばれる公衆浴場になっています。
純日本的な三朝のお湯は、フランスの香り
三朝のお湯は世界屈指の放射能泉で知られ、アトピー、術後のリハビリ、ストレス解消、喘息などに効能があるといわれます。そしてこのラジウムが緑で、その発見者であるキュリー夫人を讃えて胸像を建て、広場を造り、母国フランスとの交流も深めています。三徳川に架けられた恋谷橋は別名「ヴァレ・ドゥ・ラムール」。ときのフランス大使に命名されたものです。
湯めぐりでとことん楽しむ、色んな旅館の色んなお風呂
温泉街を流れる三徳川には、三本の橋が架けられています。上流から、恋谷橋、三朝橋、かじか橋。中でも三朝橋は青御影石で造られた、三朝温泉のシンボル的な存在です。そのたもとの河原には、まるで三徳川が温泉になったような河原風呂が湧いています。そして三朝温泉では、大半の旅館が自慢のお風呂を開放。宿泊先に限らず、色んなお風呂に入浴できる「湯めぐり」というお楽しみがあります。
 
三朝温泉のルーツとなる株湯
雪の河原風呂
せせらぎを聞く河原風呂
湯の街ギャラリー
三朝の温泉街でもっとも賑やかなのが温泉本通り。いかにも温泉場らしいお土産屋さんや射的場などが建ち並んでいます。そしてこの通りを中心に、旅館やお店を小さな博物館として展開しているのが「湯の街ギャラリー」です。こだわりのコレクションをショーウインドに展示したり、スペースを開放して自由に見学できたりする、お楽しみの数約18力所。全国的にもかなりめずらしい三朝温泉ならではのおもてなしです。
 
藍の館
 
彫刻の館
調理師の剥き物の技法を用い、「高野豆腐」という意表をついた素材で作られた珍しい彫刻の作品を展示しています。一見の価値あり。
 
大網引き資料館「陣所の館」
毎年5月4日、温泉街で行われる「陣所」と呼ばれる大綱引きを紹介しています。藤かずらで作られた綱は、全国でも大変珍しいものです。
(木曜日休館)
 
カムパネルラの館
日本を代表する詩人・童話作家、宮沢賢治と河本縁石。賢治の遺作「銀河鉄道の夜」に登場する「カムパネルラ」は、縁石がモデルだと言われています。
 
織物工房(ふるさと健康むら)
町内で採れる草木や二十世紀梨などで染めた糸を使って機織体験。小さなタペストリーなら約40分で完成する。
 
陶芸工房(ふるさと健康むら)
三朝の窯元・白狼焼の陶工さんが指導してくれる陶芸体験。所要時間は約60分。焼いたあと送り届けてくれる。
国宝投入堂
見れば見るほど摩訶不思議、断崖に立つお堂の姿は遥か昔の奇跡の風景
白い狼を救ったお陰で温泉が発見されるよりずっとむかしから、三朝には山岳仏教の霊場として栄えた三徳山という山があります。深々と生い茂る原生林。険しく切り立つ岩肌。その厳しいまでに本物の自然は、修行の地にまさにぴったりの環境だったのです。
超人の法力で誕生させた…ぞれは険しい修行の地
標高900メートル、山全域が国の史跡・名勝に指定される三徳山。そもそもの創まりは、白鳳時代にあたる慶雲3(706)年のこと。呪術にすぐれた役の行者という超人が、「仏教に緑ある所に落ちよ」と祈って三枚の蓮の花びらを散らすと、その一枚が三徳山にひらりと舞い落ちた。こうしてこの地が、修験道の修行の場として開かれたと伝わります。その後、慈覚大師がお堂を建て、阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来の三尊仏を安置して、三徳山三仏寺となったのです。
一体全体どういう仕掛け…歴史の謎は探まるばかり
さすがに修行の地。国宝に指定される奥の院「投入堂」までは、道なき道を進む登山なみの参道。カズラ坂やクサリ坂を這い登り、国の重要文化財に指定される文殊堂・地蔵堂・納経堂などを順に拝んで、やっとのこと、断崖絶壁に建てられた投入堂の摩訶不思議な姿に遭遇です。ふもとで組み立てたお堂を、役の行者が法力で投げ入れたという伝説が、今もまことしやかに語り継がれているのも納得できる光景。ちなみに、登る自信も時間もない方は、県道に設けられた遥拝所から投入堂が拝めるので、どうぞご安心ください。
樹海にぽっかりと浮かぶ 日本の建築美の臆点
投入堂は、下から見上げることを意識して建てられた日本最古級の優美な舞台造り。立地の凄さはもちろんですが、日本を代表する芸術的な建築物としても見応え充分です。往復約1時間30分の参拝を終えたら、門前の茶店でひと休み。名物・三徳豆腐のおいしさで感動の余韻にひたってください。
 
クサリを手によじ登る!
眺めは素晴らしい、恐ろしい!
対山から眺めた三徳山のお堂
三徳山三仏寺の本道
三朝橋(中の橋)
三朝温泉の主軸ともいえる三朝橋は昭和9年に造られた青御影石造りの風流な橋。三朝大橋の名で親しまれ、たもとには名物河原風呂があります。
 
かじか橋(下の橋)
三朝三橋の中で唯一の歩行者専用橋。中央には雨もしのげる休憩処が設けられて、散策の途中でくつろぐことも。
 
恋谷橋(上の橋)
夜のライトアップも美しい上流の橋。歩道には東屋があり、瀬音を聞きながらひととき過ごすのもロマンチック。
 
縁結びカジカガエル
恋谷橋に置かれた陶製のカジカガ工ル。前を通ると軽やかな鳴き声が流れ出し、やさしくなでると恋が実るとか。
 
キュリー広場
ラジウムの発見者キュリー夫人像が建つ国際交流記念公園。凱旋門を模した野外ステージがあり、どこかフランスの雰囲気。
 
キュリー広場に建つキュリー婦人像
 
南苑寺
京都の古寺の禅僧さんが、三朝温泉で病が全快したことに感謝して創建。竜宮造りの山門が目をひく紫陽花の名所。
 
三朝神社
ケヤキの大木に守られた静かな神社。お清め水は温泉のお湯。健康を祈って飲むと一段と効果があるという。
みささ美術館
合掌造りの三角屋根の美術館。ガンダーラ美術や歓喜仏などの多さは圧巻。長谷川富三郎氏の板画も見応え充分。
 
観光植物園バオバブ
約150種頬もの熱帯植物が生い茂る温泉熱を利用した植物園。ミニ植物やポプリなどを揃えたショップも人気。
 
自然界の芸術「小鹿渓」
三徳川の支流である小鹿川に沿って四キロメートルに渡って続く渓谷は、小鹿渓と呼ばれる国指定の名勝です。滝や深淵や巨岩が織り成す素晴しい自然美は、神秘的で幽玄でタイナミック。下流には雨垂滝、水晶滝、玉藻澤の滝など。上流には笑顔岩、乙女渕、繍襟関など、なんとも麗しい名前の景観が連なっています。初夏には三朝の町の花であるツクシシャクナゲが咲き誇り、秋には三朝の町の木であるトチノキにホロ苦い実が熟します。
 
三徳カントリークラブ
6,753ヤードの美しい山岳コース。大山を背にして三徳川の清流を眼下におさめる。
 
三徳豆腐
清らかな湧き水で手作りされる三徳山名物。大豆の旨味が凝縮された伝統の味。
 
とち餅・とち羊羹
  
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